ボディメイクというと、タンパク質ばかりが注目されがちですが、「脂質」も非常に重要な栄養素です。ただし、摂るべきは“良質な脂質”。これは体づくりをサポートし、ホルモンバランスや代謝の正常化に深く関わっています。

代表的な良質な脂質には、オメガ3脂肪酸（青魚、亜麻仁油、チアシードなど）や、オレイン酸（オリーブオイル、アボカドなど）が挙げられます。これらは抗炎症作用があり、筋トレ後の回復促進や体脂肪の蓄積抑制にも効果的です。

逆に、トランス脂肪酸や過剰な飽和脂肪酸（加工食品、揚げ物など）は体に悪影響を及ぼし、内臓脂肪を増やす原因にもなるため注意が必要です。

脂質は1gあたり9kcalと高カロリーなため、量の管理は重要ですが、極端に避けるのはNG。ホルモン（特にテストステロン）の生成にも関わるため、良質な脂質を適度に摂取することで筋肉の成長や代謝アップにもつながります。

ボディメイクを成功させるには、「脂質＝悪者」という固定観念を捨て、正しく選び、バランスよく取り入れることがカギです。